駐在帯同日記(アメリカ・ドイツ)

7歳と10歳まで日本産まれで日本育ちの息子達と過ごす、駐在帯同者のつれづれ。

シカゴに住んで10ヶ月が過ぎた…雑感(It's up to you.)

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2016-17年の冬は、暖冬だったらしい。でもトルネードなんて普段起こらないのに、注意報が喚起されたり、強風続きの日々だったり。Windy City なんて感じじゃなくて、各家の庭先に出した大きなゴミ箱も吹っ飛ばされるほど。春のような陽気な気温が突然続き、半袖の人たちが現れたと思ったら一転、ドカ雪。子どもたちは、大喜び。早朝の雪かきは疲れるけど、楽しい思い出。

 

 ・冬の寒さ。マイナス20度を体験

→短い夏を最高に楽しもうとする気質が分かる!

 

・夏時間スタートの為、時計の針を1時間進めて損した気分。

(冬時間スタートの時には得した気分)

→時間なんて、1時間くらいなら気の持ちようだと思える!

 

 ・ほぼ毎日ムスリムの子どもたちと生活を共にしている。

→ヒジャブを巻く彼女が親友になるだなんて、1年前は思ってなかった。

 

・学校は超楽しいって子どもたち。

→これが学校や、子どもたちの本来の姿だよな。子どもたちが小学生の今の時期に、ここに来れて良かった。

 

・安全や教育はお金で買うもの。

→人は平等ではなく対等ということを、幼い頃から子どもは知っている。

 

・学校の先生たちとのコミュニケーション

→本音じゃないと話にならない。

 

・学校や地域の活動

→他者へ貢献するというのは大前提。じゃないと、何故あなたはそこに存在してるの!?って感覚。

  

・1stジェネレーション、2ndジェネレーション、3rdジェネレーション・・・。

人種のるつぼって、NYだけじゃなかったんだ〜。多文化が当たり前の環境に、「アメリカ人」再定義

→モノカルチャー(日本)は変化を拒む文化だと再認識。

 

・日本人の存在感薄い。周りから、「中国人?」「韓国人?」と聞かれるけれど「日本人?」と聞かれた事はまだ一度もない。わたしが典型的な日本人と見られていないのか、はたまた彼らが日本を知らないのか。両方かも(笑)

→だからこそ、日本を広めるチャンスがいっぱいあると思う。

 

 まだ10ヶ月。されど10ヶ月。

「どれだけ異文化と接触するか」をテーマにシカゴでの生活を送ってきた。日本人同士の接触を避けて来たわけではないけれど、気がつけば、周りは多文化。恐らくだけど、場所によっては、日本人向け施設が充実してるから、異文化と接触したくない人や英語にコンプレックスがある人は、日本人コミュニティーで充分暮らせるというのが実感。どこに住んでも安全である限り「場所」は大きな問題じゃないと思う。その人の考え方次第だよな。変化を望むなら、「自分の選択」がポイントになる。人生って日々の「選択」で創られていくんだなとしみじみ思う。今ある人生は、自分が選んだもの。目の前に見えてる世界は、自分の「目」と「意識」 が創りだしたもの。

 

それは、70億分の1のちっぽけな世界でしかない。だから、もっと違う景色が見たければ、他の人と繋がることが有効。他者と繋がる過程は、いい思いばかりではない。それは、日本人同士でも、そうでなくても同じ。だけど大変だからこそ、やる価値があるとわたしは思う。1年後、5年後、変化を恐れて、同じ景色を見ているのはつまらないから。他者がわたしの人生をどう見ようと、それは他者のもの。わたしのものではない。他者からどうみられるかを今までとても気にして生きて来たわたしとしては、ここまで思えるようになるまでは、長い道のりだった。どんな小さな選択でも、自分が選んだんだと言い切れる生き方を私は選ぼう。It's up to you.これ、わたしの周りでよく聞く言葉。10ヶ月前はこの言葉を聞くと突き放されたような冷たさを感じたんだけど、今はとても心地よい。これからも変化し続けよう。