駐在帯同日記(アメリカ・ドイツ)

7歳と10歳まで日本産まれで日本育ちの息子達と過ごす、駐在帯同者のつれづれ。

早朝STEM

STEM (Science, Technology, Engineering and Math)

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(写真は去年父親の勤務する会社も出展していたIMTSへ行ったときの1枚。マコーミックセンターが会場で2年に1度開催されるらしい。)

 

子どもたちの通う公立小学校では、先週から希望者を募りSTEMクラスが始まった。学校へは通常8時20分までに登校するのだけど、このクラスは、7時30分〜8時15分までの、授業が始まる前に受ける事になる。コーディングも、同時期に開催だったため、両方希望していた長男は、STEMを選んだ。2年生の次男はコーディング。2年生は希望者が定員より多かったので、2チームに分けて開催となった。

 

ネットで、STEMを検索すると英語でいろんな情報がひっかかってくる。英語を読む練習も兼ねて、さらーっと読み流したところ、STEMを強化することの必要性を、データというエビデンスを使い、子どもの未来の職業選択肢を広げることにつながることを説明している記事が目に留まる。これから消えて行く職業がある一方で、ITは人間社会や仕事と密接に繋がって行く。STEMを強化することは、子どもの未来にとって豊かなキャリアにつながる。求人も増えているし、給料を比較した数字も。学校と子どもの未来、仕事と社会がつながっていると、今自分が学んでいることが、社会とどう繋がっていくのかイメージしやすいと思う。

 

勉強は勉強。中学入試で燃え尽きて、ようやく希望の中学校に行ったものの、勉強がなんの役にたつのか分からず、点数をとって上位5本の指に入る事を目標にしていた、私の苦行でしかなかった中学時代。学びと社会を完全に切り離して考えていた私は、今の子どもたちがとてもうらやましいと思う。

 

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(父親が他州に出張中だったため、このブースにはいなかったんだけど、父の仕事場を覗く感覚で立ち寄ってみた。子どもたちは大喜び。子供騙しの施設ではなく、本物に触れる事は、五感を研ぎすましてくれると思う。) 

 

本来、人は学ぶ意欲があるもの。親が邪魔さえしなければ、その意欲は伸びていくんだろうな。自分の現在地と未来。「意欲の先にある姿」と「今の自分」を線でつないでみたときに、「意欲の先にある姿=ゴール」と「今の自分」限りなく近づけるために必要なもの、それが「教育」なんじゃないかな。科学や化学、数学、物理など大の苦手で、ITなんかなかった時代に小学生だった私にしてみたら、STEMを幼い頃から、特別なものではなくて自然に近くにあるものと捉えられるそしてそれが楽しい!そんなチャンスが幼い頃から身近にある彼らを見ながら、彼らが18才になるころには世界はどんなに変化しているんだろうと妄想してみたりする。その社会で果たして自分は化石と化しているのだろうか。それとも・・・